淀川の野草第12回


季節を告げる素敵な草花を探してみよう!文/有馬忠雄


 ホソバウンラン
淀川ではここ1、2年のうちに見られるようになった新顔である。今のところ、背割堤地区でしか見られないので、ひょっとすると花壇から逃げ出してきたのかも知れない。外国からやって来たのだけれど、これからもずっと背割堤で生き続けられるかどうか、まだ分からない。こんな美しい花だからいつまでもいてほしいと思ったり、淀川の景色が変わるから早くどっかへいってほしいとも。
背割堤地区
ホソバウンラン
 ヨメナ
淀川の草むらで咲く淡い紫色の菊、野菊はたいていヨメナの花だ。春に出る若葉は味も香りも良く、お浸しにしたり、ご飯に炊き込んだり。てんぷらもなかなか良い。あんまりうまいので「嫁に食わすな」と言われるそうな。でも、古い言葉でネズミのことを「ヨメ」と呼んだらしいと聞くと、「嫁に食わすな」は「ネズミに食わすな」ということかも知れない。
背割堤地区
ヨメナ

戻る 次へ