淀川の野草第10回


季節を告げる素敵な草花を探してみよう!文/有馬忠雄


 ヤブマオ
堤防には仲間の草であるカラムシ、高水敷きはヤブマオが生育。なんとなく、そんな関係になっているように思われる。カラムシは別名をマオ(真麻)と呼び、茎の皮から繊維を採る。で、マオに似た草だからヤブマオと言うわけだ。高水敷きはヨシやオギなどが生えて薮状態。そうか、だからヤブマオなんだ。
背割堤地区
ヤブマオ
 メハジキ
直立した四角形の茎、深く切れ込んだ葉、その葉の付け根に赤紫色の筒型の花。こんなのが堤防の肩や下部で何本も突っ立っているのを見るとびっくりする。言うなれば、不細工きわまる野の花だ。しかし、子供達は茎を切り取って上瞼と下瞼の間に挟んで瞼を開けっ放しにして遊ぶ。茎を短く切って瞼の間に挟み、瞼を閉じる勢いで茎をはじき飛ばす、そんな遊びからメハジキの名が付いたという。やってみたが痛くてとても…。
背割堤地区
メハジキ
 ブタクサ
何とも可哀想な名前と言うと、豚に叱られそうだが、北米での呼び名をそのまま直訳したわけだ。ということは、北米から渡来した草ということを物語る。花粉症の原因として有名だが、淀川の高水敷きで大繁盛させている現代人の生活の在り方に対する警告と考えられないものだろうか。写真中央の大きな花穂は雄花で、周囲の小さな花は雌花だ。
西中島地区
ブタクサ

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