淀川の野草第9回


季節を告げる素敵な草花を探してみよう!文/有馬忠雄


 オオジシバリ
細長い葉が地面から突き出すように生え、茎が入り組んでまるで地面を縛っているような生え方をする草。ジシバリとはこの姿を本当によく形容した名前である。別名、ツルニガナは蔓のような伸び方をする茎と、葉の苦みから来たのだろう。
三島江地区
オオジシバリ
 ノヂシャ
堤防斜面の肩や脚部で白い小さい花が密集して咲くのだが、案外気付かれにくい気の毒な草だ。最近、堤防の整備などで生育が非常に少なくなっているのでなおさらである。桂川の右岸、松尾橋から上野橋にかけての堤防肩で群生しているのを見かけたが、今もまだあるだろうか。
島本地区
ノヂシャ
 レンゲソウ
春の水田はれんげ草を摘む子供達であふれる。というのは一昔前の話。もともと水田の緑肥として用いられていた。化学肥料が普及して以来、使われなくなったのかも知れない。地方名に「コヤシグサ」が見られるのもこの辺りを物語る。牧野植物図鑑では、和名ゲンゲ、別名レンゲソウ、ゲンゲバナである。
点野野草堤地区
レンゲソウ

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