よしぶえタイトル

つかの間の
詩:滝本明 写真:細川和昭
三川合流付近
三川合流付近

日が昇り朝が来て  つかの間の汐が満ち
たぶん君は夢のはずれで  一人目覚めているだろう
おはよう 今日もまたいつものように夜明けの時間を見ているのかい
ほら聞いてごらん  一羽の鳥が  一万年前の空の高さで鳴いているぜ

 スペース1 またつかの間の日が落ちて 町の灯火が窓を照らす
つかの間の汐が引き 今日の魚が身を寄せる 名もない岸辺
千年前の獅子座を切なく映す水面の流星
あれはつかの間の君の物語り 子供たちの中に生き残る天動説なのさ

 スペース2 また日が昇り朝が来て つかの間だけど僕たちは 寒さから遠ざかる
百年前のつかの間の恋 十年前のつかの間の団欒  一年前の小さな冗談
そして いつまでも  つかの間の君と僕は明日の朝 未来の風に洗われて
たぶんいつもの声で  おはようの挨拶をしてるだろう


事務局ロゴ 淀川河川公園を楽しむ情報誌
NO.32 2002 WINTER
編集/淀川河川公園広報委員会
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