淀川の野草第8回


季節を告げる素敵な草花を探してみよう! 文/有馬忠雄


 キンエノコロ
名前の通りエノコログサの仲間だが、実(詳しくは小穂という)の付け根にある剛毛が金色であるところからこう呼んでいる。エノコログサではこの剛毛が緑色な訳だ。高水敷きの工事跡など荒れ地の先駆者になっていることが多い。密生して、特に夕日を受けているときは、金色の輪郭の中に穂のシルエットが美しい。
三島江地区
キンエノコロ
 ヒガンバナ
秋のお彼岸になると、いきなりという感じで燃えるような赤い花が見られるようになる。ほんとに季節を知っているんだなあと実感させられるのが不思議なくらい。別名・地方名どの名も彼岸に咲くところから来たものと思われるが、花の頃に葉が見られないというハミズハナミズの地方名が好きだ。なぜかというと、この草の生き様をしっかり捉えているからだ。
三矢地区
ヒガンバナ
 コセンダングサ
草むらに遊ぶ子供達が言う「ひっつきむし」の一つである。実の先が3、4本に分かれそれぞれに刺が生えていて衣服にくっつきやすい。センダングサ・アメリカセンダングサなど、同じ特徴(ひっつきむし)を持った仲間が淀川で生育しているが、コセンダングサの花には花びらが見あたらないという特徴がある。
背割堤地区
コセンダングサ

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