花 の 足 跡
詩:滝本明 写真:細川和昭 
夕刻の淀川は右岸から見る水面が美しい

宇宙(コスモス)という名の涼しい花が揺れる日
川の渚に一日立った
僕の言葉は水の音符を聞きたがっていた

飛ぶ鳥や虫 魚や草木という時間の矢印
僕と同じ日に生まれたすべての生きものたち
いつか終わる 人という存在の日めくりについて
風と光と雲の下で考えていた

どこまでも続く 夕暮れという一日の心の足跡
何という生存の夕暮れ 何という時間の渚
いつか僕が歩いた足跡の中に 小さな花が咲けばいい


淀川河川公園を楽しむ情報誌
NO.23 1999 AUTUMN
編 集/淀川河川公園広報委員会
事務局/(財)河川環境管理財団
〒570-0096 守口市外島町4-18
TEL.06-6994-0006

 次へ