島本地区で咲くウツギ(ウノハナ)
 花の名前は文化=植物の標準和名・別名(俗名)・地方名(方言名)で示され、学問的には学名が使われる。これは万国共通で取り違えることはないが、和名、別名、地方名は混同することもある。例えば、七草の一つ、ホトケノザ。タンポポに似たコオニタピラコの別名だが、シソの仲間にも同じ和名があり間違えることがある。しかし、地方名は植物の性質を人の生活と絡めて名付けられたものが多く、味わい深くまた楽しい。タンポポをウサギノチチ、イヌタデをアカノマンマ、イタドリをコッポンとかカッポンなどと呼ぶように、まさにひたひたと民族的文化の展開する域だ。
(「淀川の野草」参照。)


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